FXでデイトレをする場合、
損切りの割合ってどうすればいいのか、
気になると思います。
損切りが小さすぎると
損切り貧乏になる可能性が高くなるし、
逆に大きくし過ぎると
トータルの収益が悪くなります。
その為、損切りの割合は
以外に迷うことが多いんですよね。
もし、私の場合で良ければ、
損切りの割合をお伝えしていくので、
以下の本文も読んでみてください。
デイトレの損切りと利益の割合
私個人の考えとしては、
損切りの割合というのは、
“利益が2以上で損切りが1”
というのが理想です。
特に15分足ぐらいの
短期のデイトレであれば、
利益:2、損切り:1、
つまりリスクリワードが1:2
というのが一番トレードしやすいです。
なぜなら、このぐらいの割合なら、
勝率が50%でも、
トータルでプラスになるからです。
例えば、デイトレで、
・利食い:+30pips
・損切り:-15pips
と設定しているとしましょう。
そして、勝率50%で
月に20回デイトレをしたとすると、
単純計算で
20戦10勝10敗になりますよね。
ということは、
・利食い:+30pips x 10 = 300pips
・損切り:-15pips x 10 = -150pips
となるので、
合計で月間+150pipsになります。
これがもし勝率60%なら、
合計で+240pipsになりますからね。
月間これぐらい安定して取れれば、
あとは枚数を上げれば、
FXで稼ぐことができますからね。
それにデイトレであれば、
勝率50~60%というのは、
かなり簡単に達成できます。
リスクリワード1:2は精神的にも良い
更にリスクリワードが2:1になると、
実は精神的にも良かったりします。
なぜなら、損切りと利益の割合が
1:2以上あると、
勝率50%でトータルプラスになります。
これによって、
「勝率50%でも十分」
という気持ちが働くので、
精神的に余裕をもって
トレードをすることができます。
これが勝率80%とかになると、
「負けられない」
という気持ちが強くなるので、
すぐに利食いをしてしまったり、
損切りに躊躇しやすくなったりして
逆にトータルの結果が悪くなる事があります。
しかも、仮に連敗なんてしたら、
「これ以上負けられない」
「すぐに取り返さなくては」
なんて気持ちが強くなって
ルール以外のトレードをして
手法の優位性を崩す原因になります。
そうなると、更に負けやすくなり、
実際に損切りになると悔しさから、
・リベンジトレード
・ポジポジ病
といったことが起きてしまい、
資金を大きく失うだけでなく、
これらの事が癖になってしまい、
FXでの成功から遠ざかる事になります。
実際に私自身も昔、
勝率を求めるあまり、
損切りと利益の割合が悪くなりました。
しかも、ポジポジ病や
リベンジトレードもするようになり、
それが癖になってしまい、
結局FXで結果を出せるようになるまでに
5年以上の時間が掛かってしまいました。
だから、損切りと利益の割合を
1:2以上ぐらいにしておいた方が
安定したトレードをしやすくなるのです。
損切りと利益の割合は時間軸でも変えられる
デイトレの場合、
15分足ぐらいの短期のデイトレや、
1時間足以上の少し長めのデイトレなど、
いくつかの時間軸があります。
そして、損切りと利益の割合は、
時間軸が大きくなるほど、
良くする事ができます。
なぜなら、
例えば1時間足以上のデイトレになると、
値幅が大きくなるので、
その分、利益も大きく取れるからです。
もちろん、
損切り幅も大きくなりますが、
1時間足以上のデイトレだと、
・利食い:+100~+200pips
・損切り:-30~-50pips
といった割合が十分可能なので、
“リスクリワードが1:3~5”
という事もできます。
因みに、リスクリワードを
このぐらいの割合にすると、
勝率が30%でも
トータルプラスになるので、
トレードとしてはかなり簡単になります。
まぁ、それでも実際に勝率30%だと、
連敗することが普通なので、
この連敗によるストレスが意外にあります。
だから、こう考えると、
損切りと利食いの割合を
1:2ぐらいにして、
勝率50%ぐらいを目指すのが
デイトレとしては一番楽でしょう。
まとめ
今回は私が考える、
FXでのデイトレにおける
損切りと利食いの割合について
お話をしてきました。
基本的にFXの場合、
時間軸が大きくなるほど、
リスクリワードをよくできます。
その為、デイトレという
トレードスタイルは、
一番精神的に余裕をもって
トレードができると考えています。
もちろん、ロット数が
100万通貨など大きくなってくると、
多少リスクリワードが悪くなっても
稼ぐことはできます。
ただ、そこに到達するまでに
“損切りは小さく、利食いは大きく”
という癖をつけておくと
無理をする必要がなくなるので、
とにかく楽になります。
その他、損切りをすべき場所について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒損切りの極意はプライスアクショントレードにあり!